No.411◆「15歳で終活決意」? 私「77歳は老活中」

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

日課になっている“Yahoo!ニュース”を見ていたらびっくりする見出しが! 

 

ー15歳で“終活”を決意「いつか死ぬから」10年かけ自転車で世界一周 経験を糧に走り続ける男性ー

 

この4、5日、当会のLINE上では自宅療養を中心とした“終活”情報が話題でしたから、この見出しには引き付けられました。

 

お父上が小学6年生の時に交通事故に遭い、意識が無いままに中学3年生の時にお亡くなりになったそうで、その時に「人生一度きりというのに気づいてしまった」とのこと。その頃、哲学に関するファンタジー小説「ソフィーの世界」を何度も読み返すうちに「人生の終わり」について深く考えるようになった。そして15歳の時、この世界に自分が「生きた証」を残そうと心に誓ったのだ、とのこと。そして23歳の時、自転車で世界一周の旅へ。世界150ヵ国を旅し、13万kmを足かけ10年かけ走破した周藤卓也さん。8月7日は5年かけて自らの人生観や旅での体験を文章にまとめ出版した記念イベントだったそうです。この後そのかけがいのない経験を糧に、39歳の今、ゲストハウスの経営を企画しているとか。

 

敗戦の年に生まれた私には、他者には語りたくないような経験をした同時代の友が多くいらっしゃいます。何十年かけて胸に収めることができたのでしょう、会食や旅行の時に気の向くまま・時間の許す限りの間にボツボツと聴くことができました。幼少期・児童生徒期に受けた大事件は、その後の人生に大きく影響するのですね。聞かせていただいた私には大切な学習の機会となりました。

 

振り返って私に起こった重大な出来事とは何だったのか。人生を考えるような出来事って何だったかと思い起こしてみました。私は12歳の時に「余命」を告げられたことがあるのですが、幼な過ぎてピンとこなかったのと、自身は異常を感じていなくて通常の生活ができる状態だったので、半信半疑。親たちだけがショックを受けていたのでした。体育の時間などには制限が掛けられていたのですが、悲観することも無く甘やかされるままに過ごし、いつの間にか自然治癒したらしく今に至っています。これを「鈍感力」と言うのでしょうね。NHKの番組のチコちゃん風に言うと「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われますよね。

 

私が生まれた頃の平均寿命は47年ほどだったそうです。「人生百年時代」になったようですが、残りの20年間に「生きた証」は作れそうにないので、「総括」として何ができるでしょうか、と…。