緑の葉物野菜一束使いきり①――小松菜

 

 濃い緑の葉物野菜の代表格は、東京ではコマ

ツナではないでしょうか。関西育ちの私は東京

に転居してから存在を知った野菜です。ホウレ

ンソウと異なるのはアクの無いこと、味が個性

的過ぎないので使いやすく、気に入りました。

ちょっと繊維が強いので、それを生かして食感

を楽しんでいます。

  葉を丸ごと茹でておひたしにしたり、茎の部分

 と葉の部位を分けて使ったり、大きな束も使い分

けることによって、別の種類の葉物のように調理

できます。

 

 ストックするときは、少量ずつでもすぐに取り出して使えるようにきれ

いに水洗いをして、根の部分を濡らしたペーパータオルで包んでポリ袋に

入れ、野菜室で保存しています。そして時々ペーパータオルが濡れている

かチェックしています。

 

・葉先の茹浸し

  緑の葉の部分だけをカットして、塩小さじ1を入れた湯で、1分ほど

  茹でて、冷水に放し、引き上げて軽く絞ります。ラップに包んでスト

  ックしておきます。1人分の料理には便利なビタミンAです。

 

出汁醤油で和えて、ゴマや花かつおをのせ、1人分のおひたしをさっと

作 作ります。お弁当に入れるときには特に花かつおをまぶして汁気を留め

ま ます。すりごまをまぶすこともあります。

 

付け合せに便利です。ゴマドレッシング、フレンチドレッシング、青じ

そ そドレッシング等、どんなドレッシングにも合い、いろいろな料理の緑

  の付け合せにできます。

  

  *魚や根菜の煮物の付け合せにはそのままで。

 

* 卵とじ。薄めた出汁醤油でさっと煮て、卵とじに。細かく刻んで溶き

   卵に混ぜて焼けば、きれいなオムレツになります。

 

・茎の炒め物

  茎の部分はシャキシャキ感がすばらしいですから、炒め物がお勧め。

  にんじんなど根菜類との相性が抜群ですから、ベーコンやミンチなど

  肉系の食材と合わせて、洋風、中華風に。

  油揚げや牛コマなどと炒め合せて和風に。

  

 

 注意:根に近いところには泥が付いていることが多いのでお気をつけ

    ください。