No.409◆出掛けるときはスマホを持って!

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

7月、人生初ではないかと思われる“おひとりさま参加旅”をしてきました。スマホ(スマートフォン)を友にして。こんなにスマホが頼りになるものだとは思ってもいませんでした。スマホを見直した旅でした。

 

“自由行動”の多いツアーで、2日目の朝食と集合時間厳守以外制約がない1泊2日の旅でした。ツアー参加では食事時間とお店や内容をお任せが多いのですが、今回は連れもいないのでお誘いもなく、「私もソレで」と便乗出来るシーンもなく、食に関しては自立が求められ、何とアルコール抜きの健康的な日が送れました。

 

もう一つ戸惑ったのが、話し相手のいないこと。気の向くまま思いのままに見学したり散策できたのは嬉しかったのですが、口を利く相手がいなくて黙々と歩いてばかり。感激や感想、小さな質問をするお相手もいないので…。旅先が慣れ親しんだところだったので、歩き疲れては適当に休憩をとって単独の初体験を楽しみました。途中で立ち寄り先の情報をスマホで得ようかなとも思い付きましたが、操作に慣れてなくて…。

 

一番助かったのはLINEでした。単身けんの定例会でLINEをスマホに入れる提案があって入れてから、少しメール先が増えていました。それで休憩中に「今○○で一休み中+スタンプ」を送ったり、「スタンプ+がんばれぇ―」と送ってもらえたり、ができて孤独感が無くスックと立ち上がって元気に次の目的場所へ行けました。現役中は出張や外出が仕事の大半と言うような生活で、オフィスや自宅の電話も携帯に転送していましたから携帯電話は必需品。それこそ肌身放さずという付き合いを何十年もしていたのに、“おひとりさま”の気楽さに慣れ過ぎて、個の世界にハマってしまっていたようです。

 

事故や事件、自然災害が無かったので、ツアーコンダクターと連絡を取り合うことも無く助かりましたが、見知らぬ街で思わぬでき事に遭遇した時などを想像すると、スマホを持たずに外出するのは無謀だと思いました。(と、言いながら今朝も持たずにウォーキングに出掛けました…。)

 

もうすぐ「防災の日」です。防災アプリはどこでも情報が受け取れます。ラジオ・テレビ、地元FMの防災放送も受けられます。「単身世帯」では必須のマルチ機器ではないでしょうか。気付くのが遅れていた私のひとりごとです。