No. 379◆「金持ちの道楽」! この時期だからこそ歓迎します

 

私の個人的な感想ですが、今年は世界の大国間で自国中心主義になり、ギスギスとしたニュースばかりが目につきました。コロナ禍の中、平和の祭典と言われるオリンピックさえも、楽しさ半分になるくらい各国間のわだかまりが伝わってきました。悲しい1年でした。

 

そんな中、アメリカで活躍する野球の大谷翔平選手と将棋界で記録を次々と塗り替える藤井聡太さんの動向が、私には朝の明るい希望のニュースでした。そして年末20日にISS(=国際宇宙ステーション)に滞在した実業家の前澤友作氏が12日間の宇宙の旅から無事帰還。希望すれば個人でも“夢の宇宙旅行”ができるようになったのだと思うと、すごい世の中になっているのだと、大いに感激しました。推定100億円と言われている旅行でしたが、同氏は事前に募集した『宇宙でやってほしい100のこと』の中から次々と実践し、SNSやYouTubeで配信していて、これにも「時代の進むスピードのすごさ」を実感しました。

 

税金や寄付金に頼らなくても個人で「すごい事ができるのだ」と私のように思う人も多く、ステキなニュースと受け止めた人がいらしたようですが、「金持ちの道楽」と位置付けた人もいらして、論争も起こりました。あなたはどのようにお思いでしょうか。

 

私は、お金のある人はどんどんお使いいただきたいと思っています。コロナ禍で収入が減り使えない人や、給付金を貰っても溜め込んでしまう人ばかりでは、経済は回らないそうじゃないですか。お金持ちさんにはどしどしいろんなところに使っていただいて、それらを提供している生産業、製造業、流通業の人たちに還元していただきたいものです。税金としても国庫は潤います。

 

12月の定例会の出席者で、福祉分野の方が「使うチャンスがあれば使って欲しい。消費税も福祉予算に入ってくるのですから。使える予算が増えれば、生活に困っている人たちにもっと回せますから」と言っておられました。低金利だから、銀行に行くのが面倒だからとお手元に現金で大金を置いていらっしゃる方、詐欺が狙ってこないうちに・・・(大きなお世話ですね、ごめんなさい)。

 

余談ですが、2024年に発行される新紙幣は、1万円札は渋沢栄一・5千円札は津田梅子・千円札は北里柴三郎が新紙幣に描かれることになっています。デザインが変わったからと言って使えなくなるわけではありませんが、いつまでも古いお札を使うのも何となく、ね。