No. 359◆覗いてみたい「2020オリンピック」! 人目が...

 

 

生きている間に自国で2回もオリンピックが開かれるとはなんと幸運なことでしょう。前回、私は関西在住で白黒テレビでの観戦でした。今回は東京居住なので、会場観戦はできなくても華やかな街中の様子は楽しめることと、根っからの“野次馬”の私は開催を心待ちにしていました。今も。しかし、1年延期になったと思えば今度は規模縮小や“無観客”等々もあり、「楽しみにしている」とは大きな声で言えないような雰囲気になってきています。

 

メダルの色や数にも興味はありますが、選手たちの真剣な顔やお互いを称え合う様子など、映像を通してですが感動します。私はオリンピックに付きものの「芸術展示」に興味津々です。前回の1964東京オリンピックの芸能・音楽・美術などの公演・展示を想い出して、どなたがどのような演技・作品を世界に向けて公開して下さるのかと期待していたのですが、その情報が聞こえてこないのです。近くの友人にそれとなく話を振ったのですが、「?」という顔...「そう言えばそんなのあったわよね。コロナだからねぇ...」「練習だってできるのかどうか...とか...」「観客を入れる入れないと言っているのだからねぇ」「無観客でネット配信! ユーチューブで見るとか...かな?」馴染みのないスポーツが増えてきて、参加国も大幅に増えて地球のどのあたりにある国かも分からないので、スマホやパソコンで“検索”しながらテレビ観戦をすることになりそうな「2020オリンピック」。世紀の大イベントなのに気乗りのしなくなった私です。周りの知人たちもどうやら... 

 

そんな中、「聖火リレー」の東京コースが発表されて以来、近くを通るということが分かり、そちらの方に関心が集まっていて、「そっとでいいから見てみたい」という人が多く、「あなたどうする?」「どのあたりだったら...」という話になってきています。他の地域での「聖火リレー」の報道には、コロナ禍ということもありやや批判的だったのに、身近に迫って来ると「冥途の土産」発言まで出て、アクティブシニアの本性が現れています。コロナ予防ワクチンの接種も終わり、元気が戻ってきたのでしょうね。すぐ近くを通っているのだから、拍手をしたい! 手を振っているところを反対側の道路から写真を撮ってくれないかなぁー、等々、自分の記念にしたいという思いが語られています。しかしこのコースは住宅街です。ささやかな“希望”とは思うのですが、「密」になりますよね。さて...