No. 347◆「COVID-19」予防接種、受けますか?

新型コロナウイルス(COVID-19)の予防接種が日本でも始まりました。優先順位など実施推進は政府主導ですが、各自治体では地域の実情に合わせて、会場の設営や実施手順、接種を担当する医療関係者の手配等々、細やかな配慮と共に計画を練っている最中のようです。

 

全国民対象の大規模事業ですから、自分の順番がいつ回って来るのか見当もつきません。でもその前に自分が受けるかどうかを決めて置く必要があります。なぜなら、この予防ワクチン接種は強制ではありませんから、受けないという選択をしても差し支えありません。

 

シニアが多い私の周りでは、受けるという人が多いです。よく顔を合わせている人や連絡を取っている人たちで、いわゆる「アクティブ・シニア」と呼ばれている人たちですから、当然ですが。しかし、その中にも持病を持っている人はかなりいます。その持病とそれに伴う薬を常用している人は結構迷っていらっしゃいます。かく言う私もそ

の一人。今迄言われれば予防注射はすべて受けてきました。インフルエンザなどは毎年受けています。しかしテレビ報道を観ていると、迷ってしまいます。その理由の一つが自身に増えた持病。

 

30年以上前、初めてアフリカへ二週間程行ったことがあります。その時は事前に渡航条件の様々な予防接種を半年かけて受けました。その際何事もなくすべての注射を済ますことができたのですが、今年になって喘息と呼吸器疾患が見つかりました。今の状態で受けると防御になるのか、リスクになるのか。

 

スウェーデンでは、70歳以上の高齢者が新型コロナに感染して重症化した場合には、予後はどのように推移しそうか、リハビリに耐えられるか、といった点を総合的に判断し、ICUに入れるかを判断する裁量が医師に与えられているとのレポートを読みました。また、家族の意向も、日本ほど強くは医師の判断に影響しないと言います。何が何でも命が一番としか思えない日本の医療を考えると、感染すれば重症化しそうな私の持病と予防接種のメリットとデメリットを勘案すると…。

 

予防接種のお知らせが届いたら、担当医に相談するつもりですが「その患者の予後」を考えた上で、助言をしてくださるのでしょうか、と。“高齢者” である私は医療判断に関する「終末期医療に関する事前指示書」を書いていますから、それを持って相談に行くつもりです。

 

注)「終末期医療に関する事前指示書」→終末期とは「生命維持処置を行わなければ、比較的短期間で死に至るであろう、不治で回復不能の状態」のことです。

(国立長寿医療研究センター)

 

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