No. 339◆「外出自粛論争」若者VS高齢者

前回15日の「ひとりごと」を読んだ知人から電話がありました。「若い人が外食・中食に頼らざるを得ない状況は分かったけど、なんで集まって食べなきゃいけないの? それもランチなのはまあまあ分かるけど、“自粛お願い時間帯” に飲んで騒いで、感染して当たり前でしょ! バラまかないでヨ」

とお怒りです。彼女は80代、模範になるほど、規律正しく生活しているのは推して知るべし、という御仁です。

 

「だからさぁ、帰ってもベッドはあってもくつろげるような広さが無い

ところでの一人暮らしが多いらしいのよ。スマホ相手に過ごすしか手が無

い、らしいのよ。バイトも無くなるし、ウツウツを発散するところが無い

のよね」と私。かく言う私たちも、決して若くはない齢になっても一緒に遅くまで飲んでおしゃべりしてましたけど...。

 

 若い人が言ってたわよ。昼間の喫茶店は婆ぁが集まって大声でしゃべ

ってて、それも他人の悪口ばかり、って」と私。「爺さんも昼間っから居

酒屋で4、5人集まって呑んでるわよ」と彼女。1人で何日も引きこもっていろ、というのは修行の域ということでしょうね。むしろ退屈しないでいる私の方が異常なのかもしれません。海外情報では、ロックダウンとか外出禁止などの規制に対して抗議デモが起きているとか。

 

昨年からのコロナ禍のこの事態にテレビでは、原始以来の “疫病の歴史”

を数多く流していました。やはり手洗いなどの衛生管理と共に、排水処理、遺体の埋葬などの環境整備に加え、患者の隔離を徹底して管理し、拡散防止に成功した例などが放映されていました。日本での成功例も多く、対策を期待していますが...。

 

最近の報告では20代・30代と65歳以上が急増とか。若い人たちの不要な外出が止まらないから広がるという人たち。一方で重症化と死亡率の高い高齢者が格段に多くなり、また、退院可能になっても引き受け先が見つからず停滞し、それで医療崩壊寸前になっているのが問題という人。どちらも感染者本人のせいでは無いのにと思うと、言葉が見つかりません。海外ではすでにトリアージを実施して、軽症者から治療をしている国が出てきている言います。私のような高齢で呼吸器疾患があれば、治療も後回しになるのでしようね。

 

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