洪水情報にみる世帯の構成 一人暮らしの実数は?

 7月21日9時に太平洋・南鳥島近海で発生した台風5号は、8月9日3時秋田沖の日本海で温帯低気圧になったそうですが、実に18日18時間という息の長さで、記録上は歴代3位の長寿 (?) だったとか。本体の長逗留の影響もさることながら、それに関連しているのかいないのか分からないのですが、同時期に本体から遠く離れた地方で発信される「記録的短時間大雨情報」の多さに異常を感じたのは私だけではなかったことと思います。

 被害に遭われた方、お知り合いが遭遇された方、お見舞い申し上げます。

 

 私がそれにも増して気になったのが、台風本体に関して流される避難勧告・

避難準備地域名とともに、「記録的短時間大雨情報」に伴っても発せられる

それらの避難情報の該当世帯と人数でした。

そのほとんどが世帯数×2>該当人数でした。ということは、かなりの単身世

帯が存在するということではないでしょうか。でも、この数字、どこが掴んで

いる数字なのでしょうか。

 私の周りには、住民票を移さないで他地域で通学している学生や、通勤して

いる転勤世帯、単身赴任、長期出張者をよく見かけます。学生や勤労者が都市

部に集中している現在では、テレビのテロップに出てくる数字から想像する単

身世帯よりも多くの1人暮らしの人がいらっしゃるのでは? 

 

 洪水や土砂崩れからの避難であれば、同じ地域の中でも避難しなくてもよい

高台や高層の住宅にいる人もいらっしゃることでしょう。しかし、1人暮らし

や高齢者のみの世帯では、家族同居世帯に比べて、なんとなく不安になること

でしょう。

 私の住まいは、洪水や土砂崩れの2項の避難指示には関係ない所なのですが、

強風には不安を感じます。窓が大きいのが好きという家ですから、庭の倒木や

吹き飛ばされてくる重量物には恐怖を感じます。

 竜巻や強風への心構えを再考しなくてはと思っているところです。しかし

「経験をしたことが無いような・・・」という警報が出たら、冷静に判断で

きるでしょうか・・・。

ドアを閉め反対側の部屋に籠るしか考えられないのですが。

 

*記録的短時間大雨情報とは

数年に一度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析した時に、各地の気象台が発表します。

(基準は地域ごとに異なります)その地域にとって「災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量」であることをお知らせするため発表するものです。(気象庁)

 

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