特殊詐欺に遭う高齢者、私はどうする・・・

 「オレオレ詐欺」と言われていた高齢者をターゲットにした犯罪も進化 (?) して、集金方法が銀行振り込みから遠隔地への誘導集金に代わっているとか。テレビ報道を観て唖然としたのは私だけでしょうか。

いい年をした息子が不始末をしたからと、航空機や新幹線を使ってまで千万円単位の現金を老親が持って届けにいく! それは本当に親心なのでしょうか? 私には理解不能ですけど・・・

 別バージョンでは、未公開株の勧誘や私募債情報による預り金詐欺、投資詐欺、等々、老後資産の運用に関する詐欺が大型化しているとか。


 報道解説では、高齢者は資産を持っているからターゲットになっていると言って

います。若い人に比べて多く持っているのは当たり前です。無職になった高齢者

は資産が無かったら生きていくのに大変だから、生涯をかけて蓄財してきたのです。

特にシングルは子供の援助がないため頑張って溜めてきたのです。けっして有り

余っている余剰資産ではなく、生活費なのです。それを騙し取られたら生活保護に

頼るしかなくなるのです。

しかし、視聴者インタビューでは同情する言葉は少ないようです。なぜなのかしら・・・


 一方で高齢者破産とか、高齢者の貧困率が問題視されています。データによると、

貧困全世帯の25%以上を65歳以上が占め、世帯類型別に高齢者の貧困率をみると、

男女ともに貧困率が最も高いのは、「単身世帯」であり、単身男性の38.3%、単身女

性では52.3%が低所得者となっています。 これらから読み取れるのは・・・。そして

社会的に考えれば・・・。


 私は詐欺集団の目では、どのように見えているのでしょうか。

今のところ「絶対に儲かる」「後進国、途上国の飢餓救済プロジェクト設立にご協力を」

などのお誘いは来ていません。「私は絶対騙されない! と言っている人ほど引っかかり

やすい」と言われています。さて私は?

 取引金融機関以外とは付き合わないと決めています。また家のリフォームや作業依

頼は、知り合いか行政機関経由でないと発注しないことにしています。それで詐欺に

掛かったら運命として諦めるしかないのかしら。いや取り返すために犯人追求に生涯を

かけるのかしら・・・


※OECDの定義による「貧困」は、平均所得の1/4以下を「貧困」と定義。

「貧困率」とは、世帯の合計可処分所得を世帯人員数で調整した一人当たり可処分所得(等価可処分所得)

中央値の50%(貧困ライン)以下で生活する人々の割合。


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