「足るを知り、足らないを楽しむ」!

 こんなおたよりをいただきました。

――年末、いろんな物の値上がりのニュースで、今、買っておかなくては、と思ったことは失敗でした。思わぬ出費に。

今年の目標は「足るを知り、足らないを楽しむ」で、「使い切ってから」購入することにしました。「無くなりそう」から「無くなってから」にやってみて、良いこと・悪いことを実験してみたいと思っています。――


 私の今年の誓いかと思いました。政府は消費拡大を推進していますが、

家の中は消費財で溢れています。買う前に断捨離! を心掛けているも

のの、朝刊と共に配られてくるチラシを眺めれば、「安うー、腐る物でなし、

買っておこう。差し上げてもいいし・・・」と、ついつい買い込んでしまう私。

賢い消費者を自負している私なのですが、たまに納戸を見ると、備蓄と

は言い難い量の同じ品を発見します。あーぁ・・・


 モノが溢れていると創造力が湧いてこないように感じています。少し足り

ない物があると、何を代用にしようかと考えたり、どれとどれを組み合せば

美味しいかしらとか、便利かしらと思い巡らせたり。この歳だからこそ考え

付く利用法・活用法が湧いてくると言うもの。脳トレの良い機会を逃してい

るという、なんとも勿体ない現実!


 地震や集中豪雨、突発的停電、インフルエンザや流行性疾患のパンデ

ミック等に備え、地方では3日分、東京では1,2週間分の備蓄を、と行政か

らは言われています。しかしそれ以上の備蓄は、無駄どころか古く劣化させ

ておくだけ。やがて捨てる日が来て、大いなる損失。環境への負荷。大バカ

者の消費者です。


 私の消費パターン「先入先出」がスムーズにできるように、せめて在庫の

整理整頓をします。今日は寒いから暖かくなったら・・・。というのはダメですね。

忘れない内に「エイィ! ヤッ!」と立ち上がります。良いお便りありがとうござ

いました。


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