◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
今年の「ゴールデンウイーク」もあと1日。高速道路はじめ、交通機関の大混雑がテレビ報道の多くを占めています。私もこの期間の過ごし方にわくわくしていた頃がありました。50年前に自動車免許を取得してからは、鉄路や空路の予約なく自由に行楽地に行けるようになり、50キロ超の大渋滞の行列に並ぶことには慣れていました。
今は免許も返納して、行楽地の混雑にも参加せず、休日なのに人出の少ない地元の公園やスーパーで歩数を確保している日々です。通りに面した玄関先は若葉の生垣と色とりどりの可愛い花々が並んでいて、初夏の落ち着いた季節美を堪能しています。
この優雅な環境の中で初めて「ゴールデンウイーク」の名の由来を知りました。普通に使っているこの語を80歳になるまで知らなかった!と自分でも驚いています。それを知ったのは先週のテレビからです。
獅子文六の小説「自由学校」を、大映と松竹が同じ題名で映画化し1951年5月5日、同時に封切。大映版の方は会社創業以来の興行成績を記録したので気をよくした当時の大映常務取締役の松山氏がこの連休を「黄金週間」と名付けて宣伝に活用したのが始まりとか。それが「ゴールデンウイーク」として定着したそうなのですね。びっくりしました。そういう経緯なのだからでしょうか、NHKでは「大型連休」と呼んでいますね。年末恒例の"今年を代表する言葉を選ぶ「新語・流行語年間大賞」"が当時スタートしていたら、きっと「大賞」に選ばれていたでしょうね。
「ゴールデンウイーク」が終わっても私の365日超大型連休は続きます。「小さな夏」「小さな秋」「小さな冬」「小さな春」を、身近なところで見つけて、穏やかで楽しい日々を営んでいきたいと思っています。
と言いながら、今開催中の「大阪・関西万博」に行きた~い、と言ったら、「スマホは使える?」と聞かれました。「並ばない万博」だそうで、パビリオンの入場も、食事の会場も"予約制"で、お土産やグッズに至るまで"キャッシュレス"だそうで…。
1970年「大阪万博(人類の進歩と調和)」、2005年「愛知万博(愛・地球博)」を見に行ったのだから、行きたいのよ~。だって世界から「過去の文化と未来に先駆けた発明・発見」が1ヵ所に集まって来るンだもん! 野次馬としては…。見学には4、5日はかかるでしょうけどねぇ。
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