◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
私、明日(11月15日)、「傘寿」になります。コロナ禍の中、「喜寿」のお祝いをしてもらってすぐ(3年前)ではと思うので立続けに?という気がしています。長寿というのは、昔は"稀"で、目出度かったのよね、と納得。次の祝年は数え年88歳の「米寿」、次は数え年90歳の「卒寿」、その次は数え年99歳の「白寿」。"?"この順列ってちょっと変では?
検索好きの私、出てきました。"中国から伝わったといわれる「還暦」や「古希」とは違い、「傘寿」や「喜寿」は日本発祥のお祝いです"と。「傘寿」は「八十」→「仐」、「喜寿」は「七七並び」→「㐂」。「90歳卒寿」や「88歳米寿」、「99歳白寿」も歳の数字を漢字に当てて日本固有のお祝いの日を創ったということのようです。中国伝来の祝年ではなく、つまり"故事・謂れ(いわれ)"ではないということですね。
しかし、「老活」には考える契機になります。私は「喜寿」の時、自動車運転免許を返納しました。家族の足・運転手として大活躍、自家用車あってこその効率の良い兼業主婦ができて50年近くお世話になり、感謝しています。事故も1度だけ、それも大きな交差点で右折待ちの時、バイクの後ろにコツンと。自分で言うのもなんですが"優良運転者"だったと…。
「傘寿」の明日は何を決断するか考え中です。「老活とは、捨てるものを決めること」と思っていますから、想い出でもないのに溜め込んでいる雑多な物の「断捨離」を始める日にしましょうか。
高齢者の自動車運転免許返納は社会問題になっています。私の様にバスの停留所や路線が複数近くにあり、本数も1時間に何本もあり、都からバスの「シルバーパス」を支給されていて、同居家族もいなくなれば返納も決心しやすいですが、交通手段が少ない、または無いところに住んでいたら、手放すのには躊躇しますよねぇ。
問題解決は"個人の決心"だけではできないのですから、地域社会の問題として何とかしてくださいと言いたいです。
※長寿祝い
60歳 還暦(かんれき)、華甲(かこう)
70歳 古希(こき)
77歳 喜寿(きじゅ)
80歳 傘寿(さんじゅ)
81歳 半寿(はんじゅ)、盤寿(ばんじゅ)
88歳 米寿(べいじゅ)
90歳 卒寿(そつじゅ)
99歳 白寿(はくじゅ)
100歳 百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)、紀寿(きじゅ)
108歳 茶寿(ちゃじゅ)、不枠(ふわく)
111歳 皇寿(こうじゅ)、川寿(せんじゅ)
119歳 頑寿(がんじゅ)
120歳 大還暦(だいかんれき)、昔寿(せきじゅ)
112歳以上を珍寿(ちんじゅ)として毎年祝う
250歳を天寿(てんじゅ)もあるとか
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