No.462◆おかずは「アルモンデ」料理で?

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

新聞記事で「アルモンデ」という単語に今朝会いました。「?…何語!」。早速ネットで検索すると、出てくるわ出てくるわ、身近な言葉だったのに、私だけが知らなかったらしいのです。「アルモンデ」=「在るもので」なのでした。「アルモンデ」なんて書いてあるとイタリア語かと思いましたが、「なーんだぁ」と声を出してしまいました。「アルモンデ」料理、簡単手軽に「アルモンデ」! これは生まれたときから実家で母たちが毎日使っていた語です。

 

冷凍庫や冷蔵庫が各家庭に普及する前では、常温買い置きの食材か干物・乾物がおかずの材料でした。それだけでは寂しいのでご近所の魚屋さんかお肉屋さんに買い足しに走る、という毎日だったと記憶しています。

 

大阪・京都育ちの祖母・母は"おかず"と言っていました。東京では"お惣菜"と言うらしいと知ったのは大人になってから。かつては京都・奈良が実家だったので年に何度も行き来していたのですが、そう言えばいつからかお店の看板などでは京都の家庭の"おかず"を"おばんざい"と呼んでいるようになっていました。

 

暇に任せてネットで検索したら―

 

全国に広がったきっかけは、随筆家の故大村しげさんらが1964年ごろに新聞に投稿した「おばんざい」という京都の食に関する連載だとされる。京都の人が日常的に使って浸透したのではなく、京都の食文化を表す言葉として全国に広まった(藤掛進)。

 

と出ていました。私が知らなったのは実家を出てから後のことなのね、とひと安心。30年ほど前から10年近くも京都府東京事務所と観光・産物流通などのプロジェクトでお付き合いしていたのに、誰からも「おばんざい」の話を聞かなかったのは、日常会話では使われていなかったからのようですね。

 

では「語源」はと検索してみると―

 

「おばんざい」とは「お番菜」と書きます。番は番茶等に使われているように、常のものを表し、常の惣菜=常のおかずという意味になります(京都府広報)。

 

と出ていました。

 

私のストレス解消術は"おかず作り"。座ってする仕事が多かったので、というより座ってすることばかりを教育されて育ったからでしょうか。立つこと歩くことが気分転換になるという日々が今も続いています。で、毎日が日曜日というリタイア後のこの期、早朝ウォーキングとラジオ体操会参加の後は机の前に座った切りか、新聞or本を持ってゴロリ。

 

気分転換は、まずテレビを点けて、気に入った番組が無いときは撮り溜めした録画を流しながら「アルモンデ」で保存用や今晩用に料理をしています。この「アルモンデ」料理のおかげで食材ロスはほとんどありませんし、食費も低額です。この習慣は多分教育係だった祖母の影響でしょう。何しろ口癖が「始末(倹約)せなあかんよ」でしたから。今世界で進められているサステナビリティ*にはぴったりです。

 

*サステナビリティ(sustainability)とは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味します。