No. 362◆「コロナ」より「熱中症・フレイル」が心配?!

 

「暑中お見舞い申し上げます」。梅雨明けと同時に今年も“猛暑”が襲い掛かってきました。皆様どのような対策でお過ごしでしょうか。

 

10数年私が続けている都立公園での早朝ウォーキング。見覚えたお顔の他に、新しい方を発見することが多くなっています。21日から始まった「子ども夏季ラジオ体操会」には、今夏も首から参加記録カードをぶら提げた2歳前ではないかと思われる幼児から虫取り網持参の高学年まで、昔と変わらないホッとするような早朝の風景が始まっています。このところ目につくのが20代30代と思しき方たちの姿。テレワークが求められている現在、通勤することが無くなり、運動不足が労使ともの重要課題になっているとか。健康保険組合からの提案なのか、職場単位での歩数競争やスマホの健康度記録アプリ等の活用の話題をよく聞かされるようになりました。

 

テレワークやリモートワーク、外出自粛要請、等々、このような日々が一年以上続いて“うんざり”なんて気分を通り越して、実害として「コロナフレイル(運動機能の低下)」に陥りそうで、ウォーキングやストレッチを生活習慣に組み込み始めた人が多いとの報道です。「フレイル注意報」は引きこもりがちな高齢者向けの指導でした。かく言う私はリタイア以来、引きこもり派になり、「フレイル」を心配されるようになって、健康診断の数値から内科と整形外科のお世話になり10余年、主治医の指導で毎日、血圧と歩数を記録しています。昨年の健康診断で“無気肺”と言われてからは「コロナ」のこともあり、最近ではパルスオキシメーターで血中酸素も記録するようになりました。

 

テレビでは、気象庁が「熱中症情報」を出しています。都市部ではコロナ対策で「外出自粛」を要請しています。「フレイル」予防はどうしましょうか?

 

注)

・フレイル:厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」とされている。

・パルスオキシメーター:日本語で「経皮的動脈血酸素飽和度測定器」。クリップになっている部分を開き、爪の部分が発光部にあたるように奥まで指を差し込み皮膚の上から光を当て、動脈血の「赤み」を測定する機器。(開発したのは日本ですって!)