No. 350◆一人暮らしで「コロナ隔離」の準備は?

「転んで大腿骨骨折で入院してるのよ」という知人からの電話。「救急車に乗ってから病院が決まるまで3時間も救急車の中だつたのよー」という話の出だしでしたが、もっと困っているのが、今、家族の支援が受けられないこととか。理由はコロナ隔離。彼はコロナが理由でもなく怪我だったのですが、家族の面会や物の持ち込みが不許可。どうしたらいいのだぁー、という愚痴と相談でした。

   

とりあえず、看護師さんか病院のソーシャルワーカーさんにお願いして、院内の売店で必要なものを病室まで届けてもらったら? と提案。「支払いはクレジットカードが多分使えるから、問題ないと思うわ。多くの院内売店では、退院時に一括クレジットカード払いもOKだと思うけど。」

「車いすとか歩行器、杖などで歩けるようになったら、飲み物やおやつなどが欲しくなった時、プリペイドカードやデビットカードも使えると思うし…」

「そうなんだ。現金が無くても済むんだ。あーホッとした」と彼。

  

入院なんてことには慣れていないのは当然のこと。でもケガや事故でなくても今は「コロナ」で突然、ということもあり得ます。覚悟はしておいた方が安心して暮らせませんか。

  

14日の衆院内閣委員会で政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は現在の新型コロナの感染状況に関し「いわゆる『第4波』と言って差し支えない」と述べ、警戒感を示しました。「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の違いが私にはよく分かりませんが、罹患する心配はなおも続くということでしょう。

  

どんな原因で入院することになっても、スマートフォンと支払い用カードをお忘れなく。

  

単身けんの会報誌では入院に関して何度か取り上げています。参考になるかもしれません。ちょっとお立ち寄りになりませんか。

  

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『単身けんニュース』の関連号

176号:「Withコロナ」でする準備を模索する

175号:入院と「身元保証人・身元引受人」再考

174号:「ウィズ コロナ」から「アフター コロナ」へ

171号:新型コロナウイルスとは

166号:自宅で最期まで医療を受けられる環境とは

 

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