「緊急外出自粛要請」が各都市に出ています。そして「三密 (密閉空間、密集場所、密接場面) 」という “新語” も登場して、外食店や娯楽施設に行かないように、また、それらの事業主に営業自粛を要請しています。
現在の「新型コロナウイルス」の拡散状況を見るとそれも止む得ない気がします。しかしその事業主や従業員からは悲鳴が上がっているとか。マスコミにはそれらの人たちから「自粛せよというのなら、所得補償せよ」との声が上がっていると伝えて
います。それに対して政府から事業主には運転資金援助策として、資金面や
納付金の期限延長策などの支援策が出ています。
では、そこで働く従業員にはどのような保障があるのでしょうか。パート・
アルバイト・フリーランスの人が多いのは想像に難くないところです。
当会の女性シニア層には、その時代・時代を反映して非正規や転職を繰り
返した方もいらっしゃいます。しかし、老後を見据えて毎日の生活から計画
的に様々な保険や金融資産管理をしてきた経験者が多くいらっしゃいます。
1.31発行の「単身けんニュース」の中から一部を転載します。公的援助に
頼る前にする「リスク管理」もあるのではないでしょうか。
「単身けんニュース」2020.1.31号の一部分から
個人で手に余るリスクを世帯で補完する、世帯内で補完できないリスクを
社会で保証する、ということができない場合、「単身世帯」はどうするか。
探ってみました。
①勤労者で、病気・ケガ、勤務先の倒産破産、等々、収入源が断たれたとき。
雇用主が雇用保険に入っていれば公的支援が受けられます。
しかし、雇用主が雇用保険に加入していない場合、また非正規雇用でその
保険に入っていない場合や、自分の生活の自由度や希望を重視してフリー
ランスとして働いている場合は、生活費の確保という観点からから言えば
リスクが大きいのです。
特に結婚により職業環境が変わりやすい女性は公的保障に浴せない場合が
多いようです。その場合、民間の保険会社の “保険” に入って置くという
選択肢があります。
このような時に役立つとされる民間保険には大きく分類すれば生命保険・
損害保険・医療保険があります。これらは公的保険を補完する位置にありま
すから、まずは公的保険と自身との関係を精査してから、不安があれば検討
することになります。
事故や病気、勤務先企業の倒産等に準備する民間保険としては、所得補償
保険や収入保障保険等があります。
生命保険会社の説明には、所得補償保険は、会社員や自営業者の人などが
病気やケガで仕事ができなくなった場合の収入減を補う保険。それに対して
収入保障保険は、会社員や自営業者などの人が死亡または高度障害になった
場合において、残された家族の生活費用を補う保険といえます、とありました。
個人年金保険は年金の受け取り期間によって「確定年金」「有期年金」「終
身年金」の3つに分けることができます。また、契約時に年金額が確定している
「定額年金」と、運用や為替次第で年金額が変わる「変額年金」に分けること
も可能です。(一部抜粋)
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