続・老いの自立を考えると・・・

 突然日常生活が要支援状態になって困ったのは、家の中のことではなく、外との現物取引でした。つまり、電話やメールで済ませられない物事でした。

 

 骨折! 土曜日の午後のこと、近くのクリニックは開いているのかしら。たまたま訪問者が複数いらしたので、みんなでスマホで検索。タクシーで10分のところの整形外科が開院中。明日からの通院を考えると、歩いて5分のいつもの整形医院が良いのだけど・・・。仕方なく診てもらいました。次の日は日曜、痛みを堪えて自宅養生。月曜朝一番、一昨日の利用結果を持って一番近い整形外科医院へ。改めてレントゲン等を取り、処置。この日から10日間。毎朝痛み止めの注射を打ちに通うことに。

 

 次に困ったのは継続して処方されている薬の入手。ちょうど診察予約日が

来、電話で事情を話し、診察は受けられないが知り合いに薬だけ取りに行っ

てもらってもいいか、と打診。OKは出ましたが、問診は聞かれたそうです

が、「日常はよくわからないので・・・」と言って代理は許してもらったとか。

 痛みに耐えてではあるものの家の中では家事ができました。背中を固定して

いても四肢は動くので、以前膝の靭帯損傷をした時よりも、支障は少なかった

です。

 

 こういう時、仕事を休んでまで私のための用事をしてくれる人がいない事態

では、どこへ頼み込むか? 皆さんはどうしていらっしゃいますか? 

 私のご近所は仕事を持っている方ばかり。高齢で仕事を持っていない方は、

自分の生活で精いっぱい。その前に挨拶は交わしていても、お相手の日常生活

がどのようなものなのか全くわかっていません。ちょっとお手伝いしていただ

けないか、など声をかけるどころか電話番号さえ知りません。要は近隣に暇人

はいないのです。

となると支援ビジネスに頼ることになるのですが、一度も利用したことがあり

ません(出前も頼んだことがないのです)。

以前水回りの掃除が大変なので、それだけを月一で利用しているという知人の

話を思い出しました。元気が取り得と何でも自分でこなして得意になっていた

のですが、家事支援サービスを経験していたら、もっと良い環境が楽に頼めた

のではと思っている今日この頃です。

 

 ネットやチラシではいろいろなサービスを提案しています。1人暮らしの身

では「お試し」のお誘いがあったら一度利用してみるのも一考ですね。

 

 

事務局のひとりごと 目次へ