過日2016年の健康寿命の推定値が発表されました。女性74,79歳、男性72,14歳だそうです。この数字、私は「えっ、こんなものなの?」と思いました。というのも私の周りは元気そうに見える人ばかり。しばらくお姿を見なかった人がいらしたとしても、「自転車で転んで骨折したのよ」という人とか、「風邪を引いてたのよ」「検査でね」など、常時介護を必要としている人が見当たらないのです。まあ、毎朝ウォーキングに来ているくらいですから、当然と言えば当然ですが、殆どは後期高齢者ですから “素晴らしい!” 方たちです。
ではでは、です。何らかの支援や介護を必要とする期間は?
女性12.35歳、男性8.84歳だとか。この数値にはちょっとがっかりしました。
長生きリスクを考えると、「神様、私の寿命は “ 並 ” でいいです。2,3日
寝込んでからお連れください」と念じて、拝殿で手を合わせている私としては、
12.35年は長いです。この期間に必要な費用が払えるかどうかも心配なのです。
介護保険が目いっぱい使えるほど重度にはなりたくない、細々とした私の
不自由事の手伝いをして欲しい、程度の状態で生を終えたいというのが希望です。
ということは、公的保険適用外の高齢期を過ごすということなので、全額自己
負担になります。いくら位準備すれば・・・
マスコミに出てくる専門家は、「友達を多く持って、お互い助け合って楽しい
毎日を」と言いますが、年齢差が小さいと“助け合い”にはなりにくいものです。
助けてもらうのには、若い友達を持つことになるのでしょうが、それは結構大変
です。“ お互い ” 度の間合いが・・・
(余談ですが、平等に付き合っていた年下の友人たちも60歳前後から家族回帰
になって、付き合いが薄くなってきました。寂しくなってきています。頻繁に
なってきたのはリタイア後の同年代ばかりです)
政府は、健康寿命を少しでも引き伸ばして、元気な高齢者に働き手になって
欲しいと言っています。それは嬉しい話ですが、働き方は高齢者に選ばせてく
ださい。健康格差や能力格差が大きい世代です。機嫌よく、健康を保ちながら
の働き方加減は、本人にしかわからないと思えますから。
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