6月の定例会は、単身けんに「緊急連絡先サポートシステム」を開設してから一年が経ったのを機に、事業を引き受けてくださった行政書士の永易さんに、相談に乗っていて見えてきた単身者の危機管理や終活事情をお話しいただきました。とても判り易かったと好評でした。7月31日発行の会報155号はそのレポートです。
それを編集していて私が思ったのは、「1人暮らしっていいなぁ、何でも自分一人で決められて・・・」でした。それと同時に、家族がいることで何といい加減な日々
を送っているのかと反省しました。
私は緊急連絡先を書き込むとき、何の了解もなく別居の娘の名前と電話
番号をすらすらと書いています。そして書いて提出したことさえも伝えて
いません。ある日突然、旅行社や警察から連絡や問い合わせが入ったら、
びっくりしたり慌てたりすることでしょう。その前にまず繋がりませんが。
なぜならほとんど会社や仕事先にいるという娘ですから。これでは緊急連絡
先にはならないでしょう。
自宅の固定電話が緊急連絡に使えたのは専業主婦がいるか、高齢者が同居
している家庭の話で、1人暮らしや共働き世帯が普通という状態の今の都市
部では、緊急時に役立てようとしたら、指定した個人の携帯電話でないと役
に立たないことでしょう。しかし私が勝手に彼女の携帯電話番号を書いて提
出したと言ったら、「え、えぇー」と不快な声を上げるのではないでしょうか。
一応彼女には私の“喪主”になって欲しいとは口頭で頼んであります。
しかしその他のことはまだ先の話と思っているので、何も伝えてもいませんし、
書き残してもいません。
まずは「緊急連絡先」にずっとなってくれるよう頼んで、彼女の携帯電話
番号を登録することを許可してもらうことから始めないといけないですよね。
そして永易さんのなさっているように、必要項目を書き出して、「お願いし
ます」と言って手渡すことが必要ですね。
当会には、きょうだいや甥・姪に頼んでいる人が多いのですが、頼む内容
を書いて渡していらっしゃるのでしょうか。私のように“口頭で”ではないで
しょうね。
コメントをお書きください