今年は昨日(7.6)、関東甲信越地方に梅雨明け宣言が出されました。早速熱中症で搬送された人が全国で311人との報道がありました。屋外ではなく、室内にいる人も用心するようにと呼びかけています。室温だけでなく、湿度にも気をつけろと言いますが、梅雨明けすぐは室内も湿気が多いのは仕方のないこと。昨日は私の部屋も80%近い湿度でした。窓を開け放し、扇風機を回して一日が経ち、今は72%にまでなりました。
定例会である方が、「1人暮らしだから、自宅で死ぬわけにいか
ないのよ。だから大変なのよ。」とおっしゃっていましたが、確か
に死亡してから発見されると大変なことは想像できます。死因特定
のため解剖はされるし、近隣に聞き込みは入るし・・・。
「あの方はPPK(ピンピンコロリ)で逝きたいと常々おっしゃっ
ていらしたから、大往生ね。」とはいかないですよね。
高齢になると感覚が鈍くなっていて、咽喉の渇きや暑さに危険を
感じなくなるとか、注意喚起する報道がなされています。自治体で
は熱中症死を防ぐ取り組みがなされているようですが、要介護認定
者か、1人暮らしの高齢者に限るようです。
年齢に関係なく、季節環境に対応できなくなったら死が訪れるの
は自然界の動物の普通のこととして受け止められていたと思うので
すが、現在は適応できなければあらゆる可能性を考えて、地域ぐる
みで対処していないと、周りの人が責任を問われるみたいです。
人命を考えるとき、本人の依頼が無くても、おせっかいと言われ
ようとも手出し口出しをするのがよいのでしょうね。
もう40年以上前の話ですが、かなり体力の落ちている祖母が、眼
放しをしないように見守りをしている母に「死ぬのを待ってるの」と、
めずらしく嫌味を発した一言、母は生涯記憶から消えなかったようで
す。祖母は素晴らしい人だったのに、気分のすぐれないときだったの
でしょうが、残念な一言でした。
見守りを受けるようになったら、言葉に気を付けたいものです。
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