前回『同じ年齢の年金生活者でも、夫の死後、厚生遺族年金で暮らしている女性は税金も掛からないし、社会保険料も安いのだとか。自前の厚生年金で生活している彼女は、「不公平だ!」と叫んでいました。』と書いたら、別の女性年金生活者で、自前の厚生年金で生活している彼女から電話がありました。
「今は夫が生きているから我が家は双方の厚生年金が入って優雅だけれど、夫が死んだとき、私は自前の分と、夫の厚生
遺族年金と、どちらを取るか選択を迫られるのよ! 夫の年金の方が
多いけど、遺族年金となると減額だから・・・。でも税金とか、介護
保険などの社会保険料が安くなるのだったら、と考えると・・・。
せっかく私が得た自前の年金なのだから、放棄するのは悔しいし、かと
いって夫の扶養家族のように今更なるのも悔しいし・・・。もう!」と。
彼女の悔しさ分かりますよねぇ。前回は未婚で自前の女性と、既婚で
遺族年金の女性の違いを書きましたが、今度は既婚で自前の年金権を
持つ女性の話です。今の高齢者夫婦は、家事をしない夫がほとんど。
だから彼女も家事を引き受けつつ、仕事を続けた結果の今ですものねぇ。
おまけにどちらかの権利を放棄させられるのですもの・・・。
実は既婚の私、できるだけ厚生年金に入らないようにしてきていました。
つまり遺族年金ねらいです。私はケチなので、余計な掛け金を払いたく
なかったのです。だから遺族年金と自分の国民年金と、個人年金で老後
の生活を何とかしようと考えていたのです。それで個人事業者になって
自分名義の国民年金に入っていたのですが、1986年に何と、三号制度が
できて、被雇用者の妻は掛け金を払っても払わなくても国民年金の基礎
年金受給者になれることになったのです。あーア・・・
今後もいろいろ制度が手直しという変化をして、計画通りにはいかない
のでしょうね。次の世代の人が保険料を払いたくないというのはよーく
わかります。
不公平感がない制度に、何とかならないものでしようか。
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涼子 (水曜日, 26 11月 2014 14:11)
やはり年金だけに頼るというのはとても心もとない。で、年金生活者でも稼ぐ道をみつけるのがお勧めです。70歳くらいまでは自分のこれまでの能力を生かして、年間200万円くらいは稼いでいます。あと70からですが、これも工夫次第だと思っています。つまり、節約だけしても年金は目減りするので収入を得ることを勧化ナイトいけないわけです。ひとつは、物書きの仕事、もうひとつは株の売買を予定しています。節約節約ではなんのために生きているのか・・・。