私は今67歳。同い年が集まったときの話題の一つが、「私達って、
高齢者ではなくなるの?」「元気は元気よ。でもせっかく高齢者に
なれたのにねぇ」「そうよ、入場料が安かったり、利用料が割引だ
ったり。お得なことにやっとありつけたのにねぇ」。
野田総理が、今の65歳はまだまだ元気、働いて欲しい、もっと
負担をして欲しい!ということだそうです。ある調査によると、
60歳以上で「自分は健康だ」と思っている人の割合は65%だそう
です。でも35%の人は不調な箇所を抱えているのです。私も時々
故障はするものの、元気だと思っています。だからリタイアはして
いますが、能力と体力と気力が仕事と折り合いが付くようであれば
少々の労働はOKです。問題は私が可能な働き場を提供してくださ
るのでしょうか。若い人でも働き場が無いといっているのに・・・
なぜ「高齢者」の線引きを変えたいか、というと、高齢者を支え
られる側と規定しているため、高齢社会になって支える側の人口と
の差が無くなり、社会保障費が足りなくなってきているからという
もの。
為政者の苦悩は理解できますが、個個の経済力を無視して、一律
にばら撒き福祉をしてきたのは、政府が決めてやってきたことでは
ないですか。
還暦とはよく言ったもので、それまでほとんど健康保険を使うこ
との無かった私ですが、そのあたりから突然の腹痛、膝痛、口腔痛
に年に一度くらい襲われるようになり、健康保険証をもって走って
行くようになりました。若い時に収入割で支払っていても、使わな
かったのですから、歳を取った今、遠慮なく使わせて欲しいと思っ
ています。
高齢社会対策大綱検討会は、「意欲と能力のある65歳以上には、
支える側にまわってもらう」方向だそうですが、高齢者の線引きを
変えるのには反対です。医療や介護の給付を年齢で線引き調整する
のではなくて、バラマキ福祉ではなく、年齢にかかわらず、必要と
している人には届くようなシステムを考えて欲しいものです。
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中年女子 (土曜日, 05 5月 2012 00:35)
私はまだ高齢者ではないですが、
高齢者の線引きを意識する年になりました。
線引きは、
・一般的に会社や公務員など勤務先の「定年退職」
・年金の受給資格年齢
の2つがあると考えています。
前者の線引きはそろそろと変えていいと思いますが、
後者は、その人が社会人になった時(22歳など)からは
本人の人生設計に影響が出るので変えるべきでないと思います。
もし、今変えるなら、5年以内に、
今の10歳の人の受給資格年齢を変えるというところでしょうか。
(少数といえ、中学よりあとは義務教育でないので。)
それぐらい、シビアなものではないかと思います。
シニア女子 (日曜日, 06 5月 2012 05:10)
中年女子さん!
そうですよねえ。
少しでも安心な方を、と選んで生きてきたのに、
目前になってはしごを外すようなことを政府がするなんて・・・
・・・母国の詐欺にあったみたいで、悔しい!!
義務教育で人生設計を考えさせるような教育をしているのかしら?
して欲しいですよね。そうすれば国もシャキッとするかも・・・