元会員の男性からの電話。「私、最近退院してきたンすよ。ひとりモンは寂しいですよねえ。入院中見舞いに来てくれる人がいないのも辛いけど、退院するのに迎えもいないンだから・・・」と言うのです。
「入院するって誰かに言っていたの?」と石川。
「仕事はもうしていないし、言っておかないといけない人なんかいないから・・・」と彼。
「誰も知らないのだもの、仕方ないじゃない?」と私。
入院を知らせたら迷惑がる人が相手なら、遠慮して知らせないというのもアリかなと思うのですが、日常的に挨拶など、軽くでも付き合っている人はいなかったのでしょうか。
仕事を離れると付き合いは一度に縮小します。しかし、少しは続いて
いるでしょう。また住居のある地域では少しずつでも増えていてもよ
さそうなのですが・・・
入院が決まるとなんとなく不安を感じませんか。別に手助けをして
欲しいわけではないのですが、誰かに知らせたくなりませんか。
このような感情は、他者に迷惑をかけたくないというのとは少し別次元
のような気がしますがいかがでしょう。
私だったら何人かに電話をかけ、「大丈夫?」と言ってもらって、
「ちょっとだけなのよ、心配しないで。聞いて欲しかっただけよ。
戻ったらまた電話するね」と言い、次に顔を合わせるきっかけにする
ことでしょう。
このように彼に言うと、「女の人はいいなあ。男は無理よ」と言い
ます。電話はここまででしたが、私は言いたい! マージャン仲間とか、
飲み仲間とか、仕事を離れても続いている関係は無いのでしょうか。
入院というマイナス事件も、人間関係を深めるためのプラス要因に替え
られたのでは?
小さな迷惑をかけたなら、次はささやかな感謝と御礼をしたらいいの
ではないのでしょうか。人間関係はピンポン交流だと思うのですが・・・
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