作り置きで豊かなメニュー――②ごぼうのきんぴら

 

 今年は気温が低めで推移しています。野菜売り場、特に葉物野菜は

 高級食材になっています。だから私は値段が安定している根菜類に

シフトしています。ホウレンソウ・コマツナは高嶺の花。

なのでビタミンAはニンジン・ピーマンで。

  そのアレンジ母体としてきんぴらごぼうを常備しました。だつて、

 ニンジンやピーマンの炒め物ばかりでは飽きるでしょ? 

 ごぼうは買い置きが出来る食材です。冷蔵庫の野菜室に入る大きさ

 にカットして湿らした新聞紙に包み、ポリ袋に入れてストックしてい

ます。

 

・ごぼうのきんぴら――ごぼうはたわしでこすって洗い、長目の

がきにします。笹がきが苦手な人は、マッチ棒サイズの細切りで。

あくが出て黒くなりますので、さっと水に放し、ざるに上げ水切りを

します(長く水に晒すと風味が逃げます)。ニンジンも同サイズに切

ります。鍋にサラダ油を適量入れて温め、ごぼうを入れて炒めます。

油が回ったらだし汁か、水と顆粒和だしを加え、2~3分煮ます。ニ

ンジンと砂糖を入れて更に好みの柔らかさになるまで煮ます。

煮汁を切り、醤油を適量入れ、水分を飛ばしながら炒りつけて仕上げます。

私はかなりの量を一度に創ります。そして得意(?)のアレンジに

かかります。

 

<ア 例>

・牛肉入りきんぴらごぼう

細切れ牛肉を更に細かく切って甘辛く炒りつけ、きんぴらごぼうと

合わせます。

ゴマを振り込んだり、一味唐辛子、粉山椒など、好みの香辛料を

振り掛けたりして、バリエーションを楽しみます。

(豚肉、鶏肉でもお試しを)

・きんぴらごぼうの卵とじ

  小鍋に適量のきんぴらごぼうを入れ、だし汁で温めてとき卵で

  閉じます。肉やかまぼこと一緒に煮ると美味しさがまします。

  茶碗蒸しもイケます!(私は丼で、うどんも入れて“おだまき”

  にしてアツアツを食べます。ジャンボ茶碗蒸しは手間要らずの

  ランチです)

・木の葉丼

  きんぴらごぼうの卵とじを作るとき、だしを多めに、味を濃い

  めにしてつくり、熱々御飯の上に掛けてOK。七味唐辛子や粉

  山椒、刻み海苔をかければよりおいしく・・・

 

*冷凍するときは、一回分ずつラップで包み、フリーザーバッグに

 入れストックします。

 ストックのきんぴらごぼうと、しめじ、コマツナ、たまねぎなど、

 使い残りの野菜や、油揚げ、かまぼこ、ちくわなどの残りと炒め合

 わせればお弁当の一品にもおすすめです。