No.476◆「デコピン」は知っていたけど「デコカツ」?

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

Yahoo!ニュースをPCで毎朝視ているのですが、ニッコリするニュースが少ないので、つい大谷翔平選手の話題に目が移ってしまいます。今朝も彼の愛犬「デコピン」との様子がいくつかスポーツ紙から出ていて、私は微笑んでいました(朝だから癒されたい!)。

 

そんな中、「デコカツ」という文字が目に入り"ウン?"となって、また「○○活」の新語が出たのかと検索してみました。なんと環境省が展開中の新しい国民運動「デコ活」でした。同省のHPには「2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けて、国民・消費者の行動変容、ライフスタイル変革を強力に後押しするため、新しい国民運動『デコ活』を展開中です」と出ていました。そして「デコカツは脱炭素のための国民運動であり、次のような具体的アクションを組み合わせた言葉となっています」と。

 

頭文字と具体的なアクションの解説表には、

 

デ(住)=電気も省エネ断熱住宅(電気代をおさえる断熱省エネ住宅に住む)

コ(住)=こだわる楽しさエコグッズ(LED・省エネ家電などを選ぶ)

カ(食)=感謝の心食べ残しゼロ(食品の食べ切り、食材の使い切り)

ツ(職)=つながるオフィステレワーク(どこでもつながれば、そこが仕事場に)

 

私ってすごい! 「デ・コ・カ・ツ」全部20年以上前から実行していますから。カについては幼少期からの親のしつけで身についていましたし、ツは兼業主婦になってからは家族のリーダーとしてはそうするしかなかったですから。そして、デ・コについては終の棲家を決める際に、日がな一日在宅しそうな老後の居住環境と光熱費を考えて、断熱機能のある窓ガラスを選び、壁の厚みも配慮していただきました。

 

つまり、私の「デコ活」は自分のことだけを考えての結果であって、地球のこととか、世界の人々の未来のことなど考えてしてきたことではありません。要は生活費が真っ先に頭を過ぎり、実家の教え「始末せんといかんよ」が染みついてのことでした。

 

環境省のお勧めより私の方が先を行っていると思うアクションもあります。リユースとリサイクルに熱心なのです。最後は区の資源ごみ収集日となりますが、"ゴミ"と決める前に"使い道は?"と自問します。こんな話を女性の同じくらいの齢の会員と長電話をしました。彼女は布類の最後はハンドタオル程に切り、使い捨て用に溜めているそうです。そんな切れ端が大活躍をした時があったとか。大洪水に遭った時に家庭紙が無くなって困ったのだけど、お手拭き・雑巾・トイレの始末等々、代役をしてくれて、と。昭和世代の"始末の精神"ってこれからも生き続けるのでしょうね。