No.469◆"家族に頼らない生き方"を求めて

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

明けましておめでとうございます。新年の抱負はお決まりでしょうか。お正月の三箇日が過ぎても私はまだノートに「今年の抱負」が書けないでいます。

 

賑やかに明けた元旦、朝はお屠蘇やお節料理の5段のお重でお祝いしました。夕刻になって僅かな微妙に長く感じる揺れが続いて、座は一変してお互い顔を見合わせ、「地震?」と呟いて、しばらくして皆テレビに釘付けとなりました。会話は地震に関することばかり、黙々と元旦の夕餉の膳をすすめました。

 

翌朝もお互い口数少なく粛々と"ルーチン"となっているお正月の朝の祝いの膳を進めながら、これも新年2日の"ルーチン"となっている「箱根駅伝」のテレビ画面を視ながら雑談。そして、恒例の「初詣」に。氏神様には健康と、事件・事故に遭うことが無いようにお願いをし、ご先祖様の墓前では「家内安全・健康祈願」をお願いして帰宅。少人数ながら"宴会"の準備が整った夕刻、この日も羽田空港で旅客機が炎上中という大ニュースがテレビ画面から流れてきました。「まさか! うそぉ?!」と絶句。お正月三箇日、団欒は何処へやら、"今年の抱負"を伝え合うこともなく、お互い「健康維持」を確認してそれぞれの家路に就いて往きました。

 

1人になって新聞を広げ読み進めるほどに思ったことは、今年こそ目の前に起こった事態は自分でまず咀嚼し「私の望む方向」をまず模索・検索し、それに助言をしてくださる知人友人に相談・助言をお願いしようと。今までのように「ねぇ、聞いて聴いて、どうしたらいいと思う?」と、話しやすい、電話しやすいということで咄嗟の駆け込み先に飛び込むことは避けようと。(ご迷惑だったことでしょう。)

 

いい人たちに恵まれて、考える前に"選択肢"を提供してもらうなんて随分安直な生き方だったと、今頃になって気が付きました。その前提には家族(血縁)にまず頼るという"昭和的"な常識が染みついていて、続いて友人知人にという私的解決策を優先し、公的社会的サポート・支援技術の進歩に目を向けないで行動していたことに気づかされました。

 

今年は単身けん事務局に指名されてから34年目に入ります。その間に学習させていただいたことが、身内の折々の難事に遭遇したとき、解決策の選択肢をたくさん示してくださっていたのだと、改めて感じ入っているところです。令和の今では数少ない家族(血縁)です。社会構造の変化に対応して、公的支援や民間支援策、ビジネスも日々進化・増加しています。情報の収集と伝達に努めましょうね。