No. 381◆“フレイル”になっていませんか?

 

昨年末に「数年に一度の強烈寒波到来」という先触れから始まった年末年始です。その後遺症が解消したのか気がかりですが、また、厳しい寒冷が予想されています。で、私と言えば「巣ごもり」の口実ができて…歩数計が355歩という日があり、水前寺清子さんの「マーチ」を口ずさんで、反省をしています。“フレイル”です。

 

自立していなければ、「だから高齢者は…」とか「単身者は…」とか、社会のお荷物のような言われ方をされかねせん。「家族に助けられている方が偉いのか?」と毒づきたくなる場面を見てきた私の「意地」です。1人暮らしなので、誰にも指図されたり非難されたりすることがないので全て自己責任なのですが、この自由さがマイナス要素なのは自覚しています。しかし、自立した毎日に必要なのは「少し頼れる人(支援)がいること」と「頼んでみる勇気」ではないでしょうか。でも「フレイル」は自己責任だと思っています。

 

電話がありました。「寒い日が続いているけど、ウォーキングは続けてる?」と。「ゥうーん、無理ムリ」「あかんでしょ!」「2℃以下はお休み」「昼間は10℃くらいはあるでしょ!」「…」。そうなのですが…。確かに少し不安が出てきていました。おサボりの日は朝の「NHKみんなの体操」をしているのですが、バランスが少し…。でもでも、立ってる時間を増やすため、お正月用に買い込んだ食材での賄いに、キッチンにはできるだけ立って時間をかけているよ!です。

 

「フレイル※1」という言葉が頻繁に使われるようになりました。老いの身の健康時に必要な日常的な運動量が足りなくなってきているからです。コロナ感染防止のため「外出自粛要請」が度々出ていた2020・2021・2022年、あなたの運動機能はいかがでしたか? 私の思う「老い」とは、昨日まで普通にできていたことが今日はできないことに気づくことだと思います。例えば毎日お風呂に入らなければ気が済まなかったのに、「今日はまぁパスで」とか。理由にならない言い訳を創って“ズル”をするようになったら、老いの始まりかもしれませんね。

 

「老い」は早く気が付けば送らせることができるようです。厚生労働省はじめ、各自治体、高齢者対応施設やサービス業者が予防法のチラシやパンフレットを出していますから、ご覧になったことがあるでしょう。その中にある「現状チェックリスト」を時々試してみませんか。ドキッととした項目が増えたら、対策編に移行して、アクティブシニアの仲間入りをなさることをお勧めします。骨や筋肉の老化を遅らせるだけでなく、いくつになっても「フレイル」は改善できるそうです。

 

※1 フレイルは、厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」2)とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。(公益財団法人 長寿科学振興財団HPより)