転ばぬ先のラジオ体操?!

 

 緊急搬送と言えば連想するのが心臓病や脳卒中など、生命が危険に

さらされる事態になったときのこと。1人暮らしでなくても緊急搬送

されるような事態は避けたいものですよね。

 ところが原因の最多は「ころぶ」。緊急搬送全体の44%・235千

 人が65歳以上の高齢者。そのうち「ころぶ」が原因で搬送された人は、

 65歳以上では7割を超え、75歳以上では約8割と言います。

 この記事は私にとって意外でした。転んだぐらいで救急車を呼ぶの?

たぶん転んだだけで脳震盪を起こすような転び方になったり、骨折を

してしまうような転び方になったりしてしまうのでしょう。

 つまり加齢と共に身のこなしが緩慢になって、関西弁でいうと「どん

くさい」人になってしまうからなのでしょう。

 

 ところで私がほぼ毎日通う「朝のラジオ体操会」は、転んだときに

軽傷で済むような体にするのに有効なのだそうです。

なんでも主目的として体の動きのバランスが良くなるように考えられ

ているとか。それを知ったのは数年前のテレビ番組でした。

 でも始めた動機はそれではなく、在宅の仕事と家事ばかりで運動

足が歴然としている毎日の改善策として、でした。

ウォーキングと組み合わせて10年以上参加していますが、日の出が遅

いこの季節、向寒ということもあり、ちょっと辛いのですが、私より

も年上の人多く、頑張って参加しています。

 

 実はつい最近、その効果を体験しました。ポルトガルへ旅をし、

ご当地文化のファドのディナーショウに出かけた帰り道、ヨーロッパ

に多いピンコロ敷石の薄暗い通りの歩道を、下を向いて歩いていたら、

すぐ前を歩いていた背の高い現地の人とおぼしき彼が急に右折、つら

れるように私の歩調が崩れたところが歩道の段差と重なりつまずいて

しまいました。おっとっととつんのめり、左ひざを着き、右手中指

第二関節で支えたため、激痛! お仲間が「大丈夫ですか?」と声を

かけてくれましたが、「だいじょうですぅ」と私。あのデコボコ石の

上なのに、かすり傷も無く出血もなし、衣服の損傷もなく、紫色の痣

もできず、ただ10日たった今触れば痛みを感じるだけという状態。

これは「朝のラジオ体操会」のおかげではないかと実感しています。

 と言うわけで、帰国後時差ぼけの残る中、1日休んだだけで、また

通っています。

 

 東京消防庁では、「ゆっくりと立ち上がる」「つまずき防止のため

に部屋を整理整頓する」などとアドバイスしているとのこと。

私からはそれに加えて「ラジオ体操を続けませんか」。

 

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ラジオ体操 - 写真素材(c) KUSHIYAストックフォト PIXTA

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コメント: 2
  • #1

    かねこ (土曜日, 12 11月 2011 12:58)

    私もラジオ体操ファンです。といってもたまたま早く起きられたときに
    テレビと一緒にやるくらいですが…
    最後の一礼が気持ちよくていいですね。
    ちなみにネットがあれば好きなときに体操できます。
    これとか⇒http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/csr/radio/abt_csr_rdo_movie.html

  • #2

    なかやま (火曜日, 29 11月 2011 16:54)

     ラジオ体操はいいですねぇ。音楽を聴くと自然に体が動き出します。
    小さなラジオをポケットにしのばせて公園などを歩いているときにはその場で立ち止まって・・・ン十年の経歴は自然と体を動かしてくれます。
     それにしても転んだのは痛かったでしょう。同情申し上げます。怪我がなくてよかったヨカッタ。
     私も忘れないように歩いて、体操をして・・・頑張ります!